【Column】自分の身体と向き合うブログ
唾液は“最初の免疫”|風邪予防とコンディショニングの話
寒暖差が大きい時期や、大事な試合前。
「風邪をひきたくない」「体調を崩したくない」と感じる方は多いと思います。
そんな時に大切なのが、“免疫力を上げる”ことよりも先に、
体が本来持っている“最初のバリア”をしっかり働かせることです。
その中でも重要なのが、「唾液」です。
唾液は口の中のバリア機能
唾液には、
- 口の中を潤す
- 細菌やウイルスを洗い流す
- 粘膜を守る
- 口の中を清潔に保つ
といった働きがあります。
つまり唾液は、
「口から入ってくる外敵を最初に防ぐ防御システム」なんです。
逆に、口の中が乾燥していると、
細菌やウイルスが入りやすい環境になってしまいます。
口呼吸と鼻呼吸の違い
普段、無意識に口呼吸になっている方も少なくありません。
口呼吸になると、
- 口の中が乾燥する
- 唾液が減る
- 喉が荒れやすい
- 風邪をひきやすくなる
という状態につながりやすくなります。
一方で鼻呼吸は、
- 空気を加湿する
- ホコリやウイルスをフィルターする
- 喉の乾燥を防ぐ
といった働きがあります。
スポーツ選手でも、
「試合前に体調を崩しやすい」という選手は、口呼吸のクセが隠れていることがあります。
簡単にできる唾液の出し方
唾液を出しやすくする方法としておすすめなのが、 「舌(ベロ)を回す運動」です。
口を閉じたまま、 舌で歯ぐきの外側をなぞるようにグルグル回します。
右回り20回、左回り20回くらいを目安に行うと、 口の中が潤いやすくなります。
特に、
- 朝起きた時
- 緊張しやすい試合前
- 口が乾きやすい時
- 長時間マスクをした後
などにおすすめです。
スポーツでは“体調管理”も実力の一つ
スポーツの現場では、 「大事な試合の直前に風邪をひく」 というケースも珍しくありません。
どれだけ練習しても、 当日に体調を崩してしまえば力を発揮できなくなってしまいます。
だからこそ、
- 睡眠
- 食事
- 鼻呼吸
- 口の乾燥予防
- 唾液をしっかり出すこと
などの“小さな積み重ね”が、 コンディショニングではとても大切になります。
鍼灸で免疫は上がる?
「鍼灸で免疫力が上がりますか?」 と聞かれることがあります。
もちろん、鍼灸によって
- 自律神経が整う
- 睡眠の質が上がる
- 疲労感が軽減する
- ストレスが減る
といった変化が期待できる場合はあります。
ただ、 「鍼をしたから絶対に風邪をひかない」 というものではありません。
それよりもまず大切なのは、 自分自身でできる“第一段階の免疫”を整えることです。
その第一歩が、 「口の中の環境を守ること」。
唾液をしっかり出し、 鼻呼吸を意識することは、 今日からできるシンプルなセルフケアです。
まとめ
風邪予防というと、 「免疫力を上げる」 という言葉が注目されがちです。
ですが実際には、 まず体の入り口を守ることがとても大切です。
唾液は、口の中を守るための大切なバリア機能。
口呼吸を減らし、 鼻呼吸を意識しながら、 唾液がしっかり出る環境を作っていきましょう。
毎日の小さな習慣が、 体調管理やスポーツのパフォーマンスにつながっていきます。







