【Column】自分の身体と向き合うブログ
腰痛に悩む野球部高校生へ|プレーを休まず向き合うための体の考え方
高校野球の現場では、「多少の腰痛は仕方ない」「休んだらレギュラーを外される」 そんな空気の中で、腰の違和感を抱えたままプレーを続けている選手が少なくありません。
しかし、腰痛は我慢し続けるほど長引きやすく、再発もしやすい症状です。 大切なのは「休むか・続けるか」ではなく、どう向き合うかです。
野球部高校生に多い腰痛の特徴
野球は投げる・打つ・走る・止まるといった動作を繰り返す競技です。 特に高校生は、筋力と柔軟性のバランスが崩れやすく、腰に負担が集中しやすい時期でもあります。
●よくある腰痛のサイン
- 朝起きたときに腰が重い
- バッティング後に腰が張る
- 守備の前傾姿勢がつらい
- 練習後や翌日に痛みが強くなる
これらは「使いすぎ」だけでなく、体をうまく使えていないサインであることも多いです。
フォームだけが原因ではない
腰痛が出ると、「フォームが悪いから」と言われることがあります。 もちろん動作は重要ですが、実際の現場ではそれ以前の問題が隠れていることが少なくありません。
●高校生に多い体の状態
- 腹筋(特に体幹の深部)が使えていない
- 反り腰になりやすい
- 股関節より腰椎をより動いかしてしまう
- 下半身の疲労が抜けないまま練習を続けている
この状態で練習量だけを積み重ねると、腰部(腰椎)が「代わりに頑張る」形になり、痛みにつながります。
「休まず向き合う」ために必要な視点
腰痛=即休養、というわけではありません。 重要なのは負担をかけ続けない状態を作れるかです。
●見直したいポイント
- 練習前後で体の動きが変わっていないか
- 腰だけで動作を作っていないか
- 疲労が溜まっている部位を自覚できているか
体の状態を知り、必要なケアや調整を行うことで、 プレーを続けながら腰痛と向き合う選択肢は十分にあります。
高校生の腰痛こそ早めのケアが大切
高校生の体は、まだ完成途中です。 この時期に無理を重ねると、大学・社会人になっても腰痛に悩まされるケースがあります。
一方で、今の段階で体の使い方やケアの重要性を知ることができれば、 競技人生を長く続ける土台にもなります。
腰痛は「弱さ」ではありません。 体からのサインを正しく受け取り、前向きに向き合うことが、次の成長につながります。
筆者プロフィール
■武内良平
●八千代緑が丘で鍼灸治療院を運営する鍼灸師(国家資格)。 JPSAパラスポーツ指導員、JSPOジュニアスポーツ指導員として、成長期の体の特性を踏まえたケガ予防と体づくりを行っています。 治療院業務の傍ら、スポーツ現場にも積極的に出向き、ケガをさせない取り組みを現場目線で大切にしています。








