【Column】自分の身体と向き合うブログ
前屈を柔らかくするとスポーツにどんなメリットがあるのか
「前屈が柔らかいとケガをしにくい」
このような話を一度は聞いたことがあるかもしれません。
実際、前屈の柔軟性はスポーツにおけるケガ予防・パフォーマンス向上の両面に深く関わっています。
単なる柔らかさではなく、「正しく動ける体」を作るための重要な指標です。
●前屈が柔らかい=体の連動がスムーズ
スポーツ動作の多くは、
下半身 → 体幹 → 上半身という連動で成り立っています。
前屈が硬い場合、
- 股関節がうまく使えない
- 骨盤の動きが制限される
- 腰や背中が代わりに無理をする
といった状態になりやすく、結果として力が分断された動きになります。
前屈がスムーズになることで、
全身がひとつのユニットとして動きやすくなり、
無駄な力みの少ない動作が可能になります。
●腰痛・肉離れの予防につながる理由
前屈が硬い選手に多いのが、
- 慢性的な腰痛
- 太もも裏の肉離れ
- 疲労が抜けにくい
といったトラブルです。
これは、動くべき股関節が動かず、腰や筋肉が代償動作をしていることが大きな原因です。
前屈が柔らかくなることで、
- 腰への集中した負担が分散される
- 筋肉が急激に引き伸ばされにくくなる
- 疲労が溜まりにくい動きになる
結果として、ケガのリスクを下げることにつながります。
●競技別に見る前屈柔軟性のメリット
ゴルフ
前屈が柔らかいと、アドレス姿勢が安定し、
スイング中の起き上がりや腰の突っ込みが起こりにくくなります。
結果として、腰痛予防だけでなく、
スイングの再現性や飛距離アップにもつながります。
野球
投球・打撃ともに、股関節と体幹の連動が重要です。
前屈が硬いと、肩や肘に負担が集中しやすくなります。
前屈が改善されることで、
下半身主導の動きがしやすくなり、肩肘のトラブル予防につながります。
陸上競技
走る・跳ぶ動作では、股関節の可動域がパフォーマンスに直結します。
前屈が柔らかい選手ほど、ストライドが伸び、地面反力を効率よく使えます。
●柔軟性は「柔らかさ」ではなく「使いやすさ」
前屈を柔らかくする目的は、
単に数値を伸ばすことではありません。
- 動きやすい体を作る
- 余計な力を使わない
- 長くスポーツを続ける
そのための土台づくりです。
前屈の硬さは、体からのサインでもあります。
「今の動き方、負担が偏っていませんか?」というメッセージです。
前屈を見直すことは、
スポーツ人生を長く、健康に楽しむための第一歩と言えるでしょう。






