【Column】自分の身体と向き合うブログ
2026-01-25 09:00:00
オスグッドを防ぐために知っておきたい体の使い方とケアのポイント
オスグッド病(オスグット病)は、成長期の子どもに多くみられる膝の痛みで、特にサッカー・バスケットボール・野球・陸上など、走る・跳ぶ動作が多い競技で発症しやすいとされています。
「成長痛だから仕方ない」「休めば治る」と言われがちですが、実際には体の使い方や筋肉のアンバランスが大きく関係しており、正しく対処すれば予防・悪化防止が可能です。
オスグッドとはどんな状態?
オスグッドは、膝のお皿の下にある脛骨粗面(けいこつそめん)という部分に、太ももの筋肉(大腿四頭筋)が強く引っ張られることで炎症や痛みが出る状態です。
成長期は骨が急激に伸びる一方で、筋肉や腱の柔軟性が追いつかず、結果として膝に過剰なストレスが集中しやすくなります。
●「使いすぎ」だけが原因ではない
オスグッドは単なる運動量の問題ではありません。 実際の現場では、同じ練習量でも痛みが出る子と出ない子がいます。
この差を生むのが、体の使い方です。
オスグッドを防ぐために重要な3つの視点
① 太ももだけをストレッチしても不十分
「太ももが硬いからストレッチをしましょう」は間違いではありません。 しかし、それだけでは不十分なケースが多くあります。
特に見落とされやすいのが、
- 股関節の硬さ
- お尻の筋肉が使えていない
- 体幹(腹筋・背筋)の不安定さ
これらがあると、走る・跳ぶ動作のたびに太ももに頼った動きになり、膝への負担が増えてしまいます。
② 反り腰・前もも優位の姿勢に注意
成長期の子どもに多いのが、反り腰姿勢です。
反り腰になると、
- 腹筋が使いにくい
- 太ももの前側に力が入りやすい
- 着地やダッシュ時に膝が突っ張る
この状態が続くと、膝下への牽引ストレスが強まり、オスグッドのリスクが高くなります。
③ 「痛みが出てから」ではなく「出る前のケア」
痛みが出てから慌てて休ませるよりも、 日常的なケアとチェックが非常に重要です。
- 運動後に膝下を気にしていないか
- 片脚立ちでフラつきが強くないか
- しゃがむ動作がぎこちなくないか
こうしたサインは、オスグッドの予兆であることも少なくありません。
鍼灸・コンディショニングの視点からできること
鍼灸やコンディショニングでは、
- 太もも・股関節周囲の筋緊張の調整
- 膝に負担をかけている原因筋へのアプローチ
- 成長期でも安全な体の使い方の指導
といった「痛い場所だけを診ないケア」を行います。
オスグッドは、正しい知識と早めの対応で防げるケースが多い症状です。 我慢させる前に、体の状態を一度見直してみることをおすすめします。







