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IYTWエクササイズとは?肩を壊さないために今すぐ取り入れたい基本トレーニング
IYTW(アイ・ワイ・ティー・ダブリュー)エクササイズは、肩周りのインナーマッスルと肩甲骨周囲筋を安全に鍛えるための代表的なトレーニングです。学生野球をはじめ、多くのスポーツ現場で肩のケガ予防として活用されています。
IYTWエクササイズで鍛えられる筋肉
●I(アイ)で鍛えられる筋肉
Iの動きでは、腕をまっすぐ上げる動作を行います。
- 僧帽筋下部
- 脊柱起立筋(姿勢保持)
肩甲骨を下げて安定させる力が養われ、投球時の「肩がすくむ」癖を防ぐ効果があります。
●Y(ワイ)で鍛えられる筋肉
Yの動きは、肩を斜め前方に上げる動作です。
- 僧帽筋下部・中部
- 棘上筋
腕を上げ始める際の安定性を高め、野球肩の初期トラブルを防ぐ重要なエクササイズです。
●T(ティー)で鍛えられる筋肉
Tの動きでは、腕を真横に開きます。
- 棘下筋
- 小円筋
- 菱形筋
投球時の減速動作(フォロースルー)を支える筋肉が鍛えられ、「使えば使うほど弱くなる」棘下筋の機能低下を防ぎます。
●W(ダブリュー)で鍛えられる筋肉
Wの動きは、肘を曲げて肩甲骨を寄せる動作です。
- 肩甲下筋
- 棘下筋
- 菱形筋
肩関節の安定性を高め、インナーマッスルを「使える状態」に整える目的があります。
IYTWエクササイズを効果的に取り入れるコツ
●回数より「質」を重視する
IYTWは負荷をかけるトレーニングではありません。10回前後を丁寧に行い、反動を使わないことが最重要です。
●ウォーミングアップかクールダウンで行う
投球前のウォーミングアップ、または練習後のクールダウンに組み込むことで、肩のトラブル予防効果が高まります。
●痛みがある場合は無理をしない
痛みを我慢して行うと逆効果になります。違和感がある場合は中止し、肩周囲の状態をチェックすることが大切です。
指導者・保護者が知っておきたいポイント
IYTWエクササイズは「筋トレ」ではなく、肩を守るためのコンディショニングです。強度を上げすぎたり、形だけ真似ると本来の効果が得られません。
学生期から正しいフォームで取り入れることで、将来的な野球肩・肩肘障害のリスクを大きく下げることができます。
まとめ|IYTWは肩の土台づくり
IYTWエクササイズは、肩を強くするのではなく「正しく使える状態」に整えるための基本トレーニングです。派手さはありませんが、継続することで確実に肩の安定性と再発予防につながります。
技術練習と同じくらい、身体のケアにも目を向けていきましょう。






