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鍼灸院TrendBlog

2026-01-30 09:00:00

その指導が野球肩を作っているかも?投球障害に関係する肩周りの筋肉一覧

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野球肩は、投球動作を繰り返す学生野球選手に非常に多い障害です。痛みが出る場所は「肩」ですが、原因は一つの筋肉ではなく、肩周りの複数の筋肉のバランス崩れによって起こります。ここでは、野球肩と深く関係する肩周りの筋肉を整理し、なぜトラブルが起こるのかを解説します。

 

野球肩に関係する肩周りの筋肉とは?

 

投球動作は「肩だけ」で投げているように見えて、実際には肩甲骨・体幹・股関節まで連動しています。その中でも特に重要なのが、肩関節を安定させる筋肉群です。

 

●ローテーターカフ(回旋筋腱板)

野球肩で最も重要なのが、インナーマッスルと呼ばれるローテーターカフです。

  • 棘上筋
  • 棘下筋
  • 小円筋
  • 肩甲下筋

これらの筋肉は、肩関節を「動かす」よりもズレないように安定させる役割があります。投球では使われ続ける一方、正しく鍛えないと疲労が蓄積し、筋力低下を起こしやすいのが特徴です。

 

●棘下筋|使えば使うほど弱くなる筋肉

棘下筋は、投球時の減速動作(フォロースルー)で強く働きます。毎回ブレーキをかける役割のため、学生野球では「使いすぎによる筋力低下」が起こりやすい筋肉です。

表面の筋肉が強い選手ほど、棘下筋の働きが追いつかず、結果として肩の痛みにつながります。

 

●棘上筋|最初に痛みが出やすい

棘上筋は腕を上げ始める際に働く筋肉で、野球肩の初期段階で炎症を起こしやすい部位です。投げ始めやウォーミングアップ時に違和感がある場合、棘上筋の疲労が隠れていることが多くあります。

 

●三角筋|強すぎると逆効果

三角筋は肩のパワーを生み出すアウターマッスルです。筋トレで発達しやすい反面、インナーマッスルとのバランスが崩れると、肩関節が不安定になります。

「筋トレを頑張っているのに肩が痛い」選手は、三角筋優位になっているケースが少なくありません。

 

●僧帽筋・菱形筋|肩甲骨が動かない原因

肩甲骨を支える僧帽筋や菱形筋が硬くなると、肩甲骨の動きが悪くなり、投球時の負担が肩関節に集中します。特にスマホ姿勢や猫背の学生は、慢性的にこのエリアが機能低下しています。

 

野球肩を防ぐために大切な視点

 

野球肩の予防・改善で重要なのは、「どの筋肉を鍛えるか」よりも「どの筋肉が働いていないか」を見抜くことです。

  • インナーマッスルは使えているか
  • 肩甲骨はスムーズに動いているか
  • 痛みを我慢して投げ続けていないか

指導現場では技術指導が優先されがちですが、身体の土台が崩れた状態ではパフォーマンスも伸びません。

 

まとめ|肩は「鍛える」より「守る」

 

野球肩は一度痛めると長期離脱につながることもあります。学生野球の段階から、肩周りの筋肉の役割を理解し、正しくケア・トレーニングを行うことが将来の競技人生を守ります。

「投げすぎているのに異常なし」と言われた場合でも、筋肉の機能低下が隠れているケースは少なくありません。早めのチェックとコンディショニングが大切です。